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特別展|ブルースカイ・ホール [exhibition]

2018年8月3日(金)〜8月15日(水)
12:00〜20:00 日曜日は18:00、最終日は17:00まで 入場無料 月曜日休廊


懸命に、真摯に向き合うということ。

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gallery fuでは2018年の夏、美術に真っ直ぐ向き合う8人の若手美術作家をご紹介いたします。
いま美術大学で学びながら、また卒業後もなおも、さらなる高みを目指し作品制作に懸命に取り組んでいる8人の作家の現在地をぜひご覧ください。

参加作家
石山あゆみ|佐藤泉|白谷琢磨|田中綾子|藤田卓実|宮林妃奈子|森野大地|山田和樹

なお、本展覧会は、2018年8月6日(月)~8月15日(水)まで東京・江古田ワンズスタジオで上演される演劇「青い眼の赤トンボ」(岡本喜八脚本、黒川礼人演出)にエールをおくるものです。
物語の舞台は太平洋戦争終戦直前の1945年8月、特攻隊の教官である日米ハーフのパイロット・ビリー(24歳)、特攻兵の妹エミ(18歳)を中心に、戦争に翻弄される青春のそれぞれが懸命に生きる姿を描いた作品。
73年前の青春群像を東京・江古田で若手俳優が演じる舞台、その舞台へ声援をおくりながら横浜・石川町で開催する若手美術家の作品展。東京・江古田と横浜・石川町で、「懸命に、真摯に向き合う」青春の夏に、みなさま、ぜひ足をお運びください。

演劇「青い目の赤トンボ」情報は下記まで
劇団一の会website → http://gekidan-ichinokai.com/
劇団一の会8/6~青い眼の赤トンボtwitter → https://twitter.com/ichinokai_g

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夏の特別展|迷宮の悪夢 [exhibition]

2018年7月13日(金)~7月29日(日)
12:00~20:00日曜日は18:00まで 入場無料 月曜日休廊


2018年夏、妖美に満ちた世界への誘い

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gallery fuでは2018年7月13日(金)から7月29日(日)まで、気鋭の作家12名による夏の特別展「迷宮の悪夢」を開催いたします。
人は誰しも心のなかに光と闇を持っています。惜しみない愛情が光とするならば、憎しみ、嫉妬、怒り、哀しみは闇といえるのでしょうか。闇があるからこそ光が際立ち、光を意識し、未来を切り開くことができるのでしょう。しかし、ときとして人間は自身が抱える闇に打ち負けてしまうのかもしれません。本展覧会では、ともすれば蓋をされ、なかったことにされてしまう人間の奥底に隠れている闇(=恐怖)に迫ろうと試みました。12名の作家が描く、幻想的、空想的な事象を主要な要素とし、美しさのなかに潜む恐怖、恐ろしさのなかに秘められた美が浮かび上がる作品をぜひご高覧ください。

迷宮の悪夢によせて
「恐怖の美学と幾何学」
矢澤利弘(ダリオ・アルジェント研究家)

人々が暗闇を恐れるのはなぜだろう。およそあらゆる生き物にとって、未知のものに対する「怖い」という感情は最も根源的なものである。歴史的に見て、人類はありとあらゆる恐怖に支配されてきた。
2007年に出版されて以来、ベストセラーとなっている中野京子の『怖い絵』シリーズを持ち出すまでもなく、美術史において、絵画と恐怖とは切っても切れない関係にある。人は恐怖に陥ることを忌み嫌う。ではなぜ人々は恐怖の世界を描いたアートに魅せられるのだろうか。
芸術の世界の恐怖と現実の恐怖とは切り離して考える必要がある。イタリアの恐怖映画の巨匠監督ダリオ・アルジェントは次のように語っている。
「殺人は映画の中で重要な要素である。だが、騒ぎ立てる必要はない。なぜなら、観客は殺人が物語だと知っているからだ。映画の死は現実ではなく、血は作り物だと分かっている」。
途方もない出来事や悪夢のような世界。あまりに暴力的なので思わず顔を背けたくなる作品もあるかもしれない。しかし、アートのなかでの体験は現実の恐怖とは違う。
「怖い」アートに触れることは儀式に参加するようなものである。現実を離れて、徹底して作り込まれた形式美がもたらす快楽を堪能することこそが、悪夢を具現化した作品を観る楽しみのひとつだ。人々は暗闇を恐れる。だが、まばゆい光のもとでは我々は眠ることができない。深い眠りにつき、自らの心を癒すためには夜の暗闇もまた必要なのである。

それでは心に余裕を持って、この崇高な儀式に参加しようではないか。

参加作家|アズミ紗羅|川口絵里衣|齋藤杏奈|空野菜摘子|担木目鱈(タギメタラ)|田代聖晃|平野太一|牧田恵実|宮川慶子|山口友里|横田宙八|渡邊里絵香


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